会社概要
会社概要
■社 名 | 株式会社 子どもたちに生きる力を |
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■団体名 | アウトドアクラブハウス |
■設 立 | 2021年11月16日 資本金200万円 |
■事務所 | 〒135-0091 東京都港区台場1-3-4 |
■電 話 | 03-5500-2850 |
■URL | https://odgc.jp |
■お問合わせ | info@odch.jp |
特定商取引法に基づく表記
販売社名 | 株式会社子どもたちに生きる力を |
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統括責任者 | 代表取締役 山崎菜津子 |
所在地 | 〒135-0091 東京都港区台場2-2-4 ザ・タワーズ台場イースト 台場クリニックモール |
電話番号 | 03-5500-2850 |
メールアドレス | info@odch.jp |
URL | https://www.odgc.jp |
お支払い方法 | 現金または振込み |
商品代金以外の 必要金額 | お振込みの場合の振込手数料。交通費、レンタル用品代金が発生する場合があります。詳細はお申込み確認時のご案内に記載。 |
販売価格 | 各イベント紹介ページ表示 |
お申込み方法 | お申込みフォームより申込み |
支払時期 | 活動1か月前または参加決定のご連絡メール到着後2週間のどちらか |
契約成立の時期 | 当社からの申込みの承諾とお客様からの参加費のご入金・申込書の提出をもって、契約の成立となります。なお、契約成立後のご予約内容の変更、取消は当社規定の手数料がかかります。 |
キャンセル | 活動1か月前、または参加決定のご連絡メール到着後2週間のどちらかを過ぎてもご入金がない場合にはキャンセルとなります。 お申込確認時に、その商品に関する変更・取消手数料のご案内を、メールにてご案内いたします。 変更・お取消の場合は、そこに記載されている所定の手数料を申し受けます。 |
商品に関する 注意書き | お申込み確認時のご案内に記載 |
プライバシーポリシー
株式会社子どもたちに生きる力を(以下,「当社」といいます。)は,本ウェブサイト上で提供するサービス(以下,「本サービス」といいます。)における,ユーザーの個人情報の取扱いについて,以下のとおりプライバシーポリシー(以下,「本ポリシー」といいます。)を定めます。
第1条(個人情報)
「個人情報」とは、個人情報保護法にいう「個人情報」を指すものとし、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日、住所、電話番号、連絡先その他の記述等により特定の個人を識別できる情報及び容貌、指紋、声紋にかかるデータ、及び健康保険証の保険者番号などの当該情報単体から特定の個人を識別できる情報(個人識別情報)を指します。
第2条(個人情報の収集方法)
当社は、ユーザーが利用登録をする際に氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、銀行口座番号、クレジットカード番号、運転免許証番号などの個人情報をお尋ねすることがあります。また、ユーザーと提携先などとの間でなされたユーザーの個人情報を含む取引記録や決済に関する情報を,当社の提携先(情報提供元、広告主、広告配信先などを含みます。以下、「提携先」といいます。)などから収集することがあります。
第3条(個人情報を収集・利用する目的)
当社が個人情報を収集・利用する目的は,以下のとおりです。
- 当社サービスの提供・運営のため
- ユーザーからのお問い合わせに回答するため(本人確認を行うことを含む)
- ユーザーが利用中のサービスの新機能、更新情報、キャンペーン等及び当社が提供する他のサービスの案内のメールを送付するため
- メンテナンス、重要なお知らせなど必要に応じたご連絡のため
- 利用規約に違反したユーザーや、不正・不当な目的でサービスを利用しようとするユーザーの特定をし、ご利用をお断りするため
- ユーザーにご自身の登録情報の閲覧や変更、削除、ご利用状況の閲覧を行っていただくため
- 有料サービスにおいて、ユーザーに利用料金を請求するため
- 上記の利用目的に付随する目的
第4条(利用目的の変更)
- 当社は、利用目的が変更前と関連性を有すると合理的に認められる場合に限り、個人情報の利用目的を変更するものとします。
- 利用目的の変更を行った場合には、変更後の目的について、当社所定の方法により、ユーザーに通知し、または本ウェブサイト上に公表するものとします。
第5条(個人情報の第三者提供)
- 当社は、次に掲げる場合を除いて、あらかじめユーザーの同意を得ることなく、第三者に個人情報を提供することはありません。ただし、個人情報保護法その他の法令で認められる場合を除きます。
- 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
- 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
- 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
- 予め次の事項を告知あるいは公表し、かつ当社が個人情報保護委員会に届出をしたとき
- 利用目的に第三者への提供を含むこと
- 第三者に提供されるデータの項目
- 第三者への提供の手段または方法
- 本人の求めに応じて個人情報の第三者への提供を停止すること
- 本人の求めを受け付ける方法
- 前項の定めにかかわらず、次に掲げる場合には、当該情報の提供先は第三者に該当しないものとします。
- 当社が利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報の取扱いの全部または一部を委託する場合
- 合併その他の事由による事業の承継に伴って個人情報が提供される場合
- 個人情報を特定の者との間で共同して利用する場合であって、その旨並びに共同して利用される個人情報の項目、共同して利用する者の範囲、利用する者の利用目的および当該個人情報の管理について責任を有する者の氏名または名称について、あらかじめ本人に通知し、または本人が容易に知り得る状態に置いた場合
第6条(個人情報の開示)
- 当社は、本人から個人情報の開示を求められたときは、本人に対し、遅滞なくこれを開示します。ただし、開示することにより次のいずれかに該当する場合は、その全部または一部を開示しないこともあり、開示しない決定をした場合には、その旨を遅滞なく通知します。なお、個人情報の開示に際しては、1件あたり1、000円の手数料を申し受けます。
- 本人または第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
- 当社の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
- その他法令に違反することとなる場合
- 前項の定めにかかわらず、履歴情報および特性情報などの個人情報以外の情報については、原則として開示いたしません。
第7条(個人情報の訂正および削除)
- ユーザーは、当社の保有する自己の個人情報が誤った情報である場合には、当社が定める手続きにより、当社に対して個人情報の訂正、追加または削除(以下、「訂正等」といいます。)を請求することができます。
- 当社は、ユーザーから前項の請求を受けてその請求に応じる必要があると判断した場合には、遅滞なく、当該個人情報の訂正等を行うものとします。
- 当社は、前項の規定に基づき訂正等を行った場合、または訂正等を行わない旨の決定をしたときは遅滞なく、これをユーザーに通知します。
第8条(個人情報の利用停止等)
- 当社は、本人から、個人情報が、利用目的の範囲を超えて取り扱われているという理由、または不正の手段により取得されたものであるという理由により、その利用の停止または消去(以下、「利用停止等」といいます。)を求められた場合には、遅滞なく必要な調査を行います。
- 前項の調査結果に基づき、その請求に応じる必要があると判断した場合には、遅滞なく、当該個人情報の利用停止等を行います。
- 当社は、前項の規定に基づき利用停止等を行った場合、または利用停止等を行わない旨の決定をしたときは、遅滞なく、これをユーザーに通知します。
- 前2項にかかわらず、利用停止等に多額の費用を有する場合その他利用停止等を行うことが困難な場合であって、ユーザーの権利利益を保護するために必要なこれに代わるべき措置をとれる場合は、この代替策を講じるものとします。
第9条(プライバシーポリシーの変更)
- 本ポリシーの内容は、法令その他本ポリシーに別段の定めのある事項を除いて、ユーザーに通知することなく、変更することができるものとします。
- 当社が別途定める場合を除いて、変更後のプライバシーポリシーは、本ウェブサイトに掲載したときから効力を生じるものとします。
第10条(お問い合わせ窓口)
本ポリシーに関するお問い合わせは、下記の窓口までお願いいたします。
社名:株式会社子どもたちに生きる力を
住所:〒135-0091 東京都港区台場1-6-1
デックス東京ビーチ シーサイドモール3F アドベンチャークルーズ内
Eメールアドレス:info@odch.jp
事業内容
1969年に日本初の欧米型アウトドアショップ「DAVOS」を創業したノウハウを基軸として、「本物にこだわり本物を愛する」事業を展開し続けています。現在は「子どもたちに生きる力を」をスローガンに、アウトドアクラブハウスで教育事業も行っており、幼児期から少年期における人間の幹を太くする「リスク教育」を推奨するさまざまなプログラムを提供しています。リスクとは単に身の危険や防災などという事だけではなく、自分に都合の悪い事というとらえ方をし、そこから逃げずに挑み、「失敗体験」と「成功体験」を繰り返すことを最も重視している教育です。
■アウトドア学童クラブの運営
2020 年12 月現在、未就学児クラス60 分、小学校低学年・高学年クラス120 分のプログラムを週に1 回行っております
■ウィークエンドアウトドアプログラム
週末や長期休みを利用し、約年間60 日のアウトドアプログラムを実施しております。
日帰りから長期宿泊を伴うものまでございます。
■企業、行政、教育関連向け、オリジナルアウトドアプログラム開発、実践
法人向けに、新人教育や社員旅行ほか、様々な要望にお応えしながらオリジナルプログラムを作成します。また年間開催数とご予算を、あらかじめご提示いただくセミカスタムプログラムもございます。
■クライミング、ボルダリングウォールの運営
365 日解放しているクライミング施設です。
デックス東京ビーチ3 階の台場校にて3 歳から大人まで挑戦できる施設です。
■個人宅用ボルダリングウォール販売
何と180 ㎝ ×90 ㎝の専用ボードに、クライミングホールド15 個ついて5 万円(税抜)という安さ。
気軽にご自宅でボルダリングが楽しめます。
■講演会の実施
当クラブ代表の山崎が全国に飛び回り、講演いたします。
「アウトドアと防災力」「子どもたちにリスク教育を」「子どもたちに生きる力を」「現代の子どもの体力不足をボルダリングで補う」 など、テーマは多数ございます。
各自治体、法人、各施設、教育関連の方々などにご興味ございましたらご予約承ります。メールにてinfo@odch.jp お問い合わせください。
■インストラクターの育成
当クラブの運営する週末のアウトドアプログラムや学童クラブなど幅広いジャンルでインストラクターを育成します。
またキャリアがすでにある方で、土日をアウトドア三昧したい方はサラリーマンであっても応募してください。
1つのイベントの企画、下見から、募集、遂行まで成功報酬型の手数料をお支払いいたします。
■当クラブに協賛、協同をしていただける企業とのタイアップ
リスク教育は、今後の日本の教育に必ず必要となります。
当クラブの運営方針にご興味がございましたら、まずはお話をお伺いいたします。メールにてinfo@odch.jpお問い合わせください。
教育理念
「百聞は一見に如かず 百見は一体験に如かず 百体験は一原体験に如かず」
何にも挑戦しない子ども
自分の好きな事(成功体験)だけしかしない子ども
親を尊敬せず自分中心な子ども
今後さらに困難が予想される日本の未来において、
そのような幼児期や少年期を過ごしてきた子どもたちが
本当に生きていける(自信を持って活躍できる)のでしょうか?
どんなアウトドア活動にも常にリスクがつきまといます。それは単なる公園遊びでも同じです。子どもたちは常にそれらに自ら対峙し、自ら考え、自らリスク回避しなくてはなりません。また、集団行動においてがじゃならず弱者をケアする事を優先する心が必要です。そして子どもたちがそこから逃げずに失敗体験と成功体験を繰り返すことが人間の人格を骨太にする「生きる力」を生むのです。
無論これらは本来「家庭教育」によって成就されることが一番望ましいのですが、現代の様々な環境がそれを阻んでいる事は周知の事実です。私たちアウトドアクラブハウスは「社会(地域)教育」の一環として、「アウトドア」という強力なテーマを軸に貢献できればと考えています。学校でも家庭でも教わらない、教える事のできない「学習」や「体験」がこのアウトドア専門学童クラブには存在します。
3つの禁止事項
私たちのクラブでは禁止事項が3つしかありません。他は何をしても問題ありません。
- 1.絶対に「火事」をださない
- 2.絶対に「死」んではいけない
- 3.絶対に「卑怯」なことをしない
禁止が少ないことは自由ではありますが、より自分にとって「リスク」が高まります。
それを学ぶには大人になってからでは遅いのです。
幼児期から少年期にこれらを体験することで「原体験」となり。
大人になった時に、少しの困難には負けない骨太の心とカラダが備わっているはずです。
「絶対原体験主義」 代表 山崎仁彰
山崎代表インタビュー
- ―御社の事業内容を教えてください。
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子どもたちに対して「アウトドア学童クラブ」という放課後のアウトドア塾を主宰し運営しています。月曜日から土曜日で年中児から小学校高学年までのクラスがあります。
その他、週末や祝日を中心とした野外体験プログラムの運営、企業や団体へのセミナーなどを行っています。
- ―アウトドア学童クラブの目的を教えてください。
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上級生には専門プログラムが多数存在しますが、初めて入校する未就学児や小学生は、まずどんどん体を「動かす」「遊ぶ」ことを学びます。それが「競い合う」「助け合う」という、言わば社会に出る前の基礎を作っていき、大人になった時に、どんなことにもめげずに向かっていける「生きる力」を育みます。自分の都合の悪いことから逃げずに挑戦する心を育み、本物の生きる力を身に付けるのです。
そのために私たちが推奨しているのが「リスク教育」です。この「リスク」とは、単にケガや生命にかかわる「危険」の他に、「損をする」「失敗をする」など、自分にとって「都合が悪い」「自らが不利になる、困ってしまう」などの事柄を指します。そうした日常の様々なリスクから、逃げることなく向き合える自分を育むための教育を、リスク教育と位置付けています。
アウトドアの体験には、そうしたリスクが数多く転がっています。それは単なる公園遊びでも同じです。今の学校や家庭からは、目の前に直面する困難に自分の力で立ち向かう実践教育がなかなか学べません。子供たちはアウトドアの活動を通してリスクと対峙する中で、数多くの「失敗体験」と「成功体験」を繰り返していきます。そのプロセスが、将来を見据える上で重要な「原体験」となるのです。
- ―「原体験」とは何でしょうか。
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私たち大人が幼少の頃に体験し、今でも影響を及ぼしている、つまり自分の人格を形成することに繋がった体験を「原体験」といいます。
原体験には、良い原体験と悪い原体験がありますが、当クラブでは子どもたちに良い原体験をしてもらうための様々なプログラムを提供しています。アウトドア体験や学びによる教育の場を、将来に向かって人間としての幹を太くしていくための原体験として位置付けているのです。
- ―アウトドアと原体験はどのように結びつくのですか。
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本物のアウトドアを実践する場では、言い訳も逃げ道もありません。私たちは塾の中で、子どもたちの行動にほとんど「禁止」の概念を作りません。つまり子どもたちは常に自分で責任を持ちながら行動することが求められます。無論最初は、小さな子どもたちにとって理解することは難しいかも知れませんが、時を重ね「禁止」されないということは、「自由」だけれど「危険」もあるということを肌で学んでいきます。
大人が子どもに対して様々な行動を禁止することは、失敗しない環境を作って子どもを一時的に楽にするだけで、子どもが自ら考え学ぶチャンスや成長を阻害してしまいます。そこから逃げずに対峙することこそが太い幹を作り、子どもたちの生きる力を養うのです。
- ―アウトドア学童クラブの活動の特色を教えてください。
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上級生が下級生や園児とともに活動することで、力のない子を助けてあげること、いたわること、また力のない子が、力のある子たちを見て学ぶことが生まれます。最初は自分のことで精一杯だった子が、年を重ねるにつれ自分の力がつくと、小さな子の面倒をみないといけないという自我が芽生えてくる、このことが非常に大きいのです。大人の世界だけではなく、昨今「自分さえよければ」という人や家庭が増えてきた世知辛い世の中で、「ひきょうな事はしない」という当クラブの根幹は、あらゆる子どもの教育において、最も重要視しなくてはいけないことの1 つだと思っています。
また「競う遊び全てに順位をつける」「リスク説明は1 回しかしない」「ネガティブワードを言わない」といった独自のルールを設け、子ども自身に責任をもたせ、前向きな考え方をもてるような環境作りをしています。その結果、子どもたち全員に目が行き届くように、1 クラス6 人という少人数制になっている点も特徴の1 つと言えますね。
- ―クラブでの経験によって、子どもたちはどのように変わりますか。
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アウトドアによってたくさんの原体験を積んだ子どもらは、自信がつき、前向きになり、みるみる元気になります。
当クラブは陸上クラブではありませんが、入校前まで遊んでいなかった子はメキメキと能力がつき、プログラムを始めて半年後の10 月の運動会ではクラスの誰よりも足が速くなっていることが少なくありませんし、当然多くのカロリーを消費する遊びを続ければ「体内時計」が正常に戻り、早寝早起きスタイルに変化していきます。そんな子どもの姿を見て親御さんは総じて驚かれますね。
当クラブは2012 年4 月にスタートしましたが、引っ越しなどのやむを得ない事情以外で辞めた子どもは、まだ1人もいないのです。ものすごく辛いプログラムや失敗体験を沢山しているのに本当にありがたいことです。
- ―山崎代表がこの活動を始めた経緯を教えてください。
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まず父親の影響で幼少の頃から「本物のウィルダネス」を見たり、体験させてもらったことが大きいと思います。当時日本になかったクロスカントリースキーを履いて、ゲレンデよりさらに上のバックカントリーに立ち入ってテント泊して満天の夜空を眺めたり、小学校の夏休みや冬休み全てを、トレーラー式のキャンピングカーで生活したことが何年もありました。また同時にアウトドアにおける道具の大切さを徹底的に教わったのもこの時期でした。
大学時代は体育の教師を目指していたのですが、次第にもっと子どもたちの「現場」にこだわりたいという思いが芽生えていったんです。元々幼少の頃から勤しんだアウトドア活動には興味を持っていて、そこには学びの要素がいっぱいに詰まっていることを知っていましたから。
社会人になり最初にアウトドアショップを任されるようになって子どもたちと一緒にイベントで楽しむ機会を設けていましたが、ある時、イベントに参加してくれた子どもたちが書いた日記を見て、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。そこには「楽しかった」ということは書かれているものの、他の娯楽体験同様に、単なる思い出にしかなっていない、彼らの将来に影響を与えるような原体験はまったく存在していなかったのです。
それから失敗と成功の体験を繰り返し、子どもの時期にしか得られない貴重な原体験の場をアウトドアの活動を通じて子どもたちに提供したい、そう思うようになり、このクラブを創設しました。
- ―現在の教育についてどのような思いを抱いていますか。
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私は子供たちに失敗体験をたくさんしてもらうことを教育の柱の1つにしています。今は親が失敗させない環境を作り過ぎ、簡単なことで頭をなですぎている現状があると感じます。
100 の力のある子は、失敗するかも知れないし、辛いことかも知れないけれど、挑戦して頑張ることで110や120 までできたときに初めて褒めることが大事だと私は思っています。
社会教育でもある当クラブのプログラムを通して、子どもたちはたくさんの失敗を体験します。同時に、それを自ら克服する成功体験も多く得られます。その経験が深層にインプットされることで原体験となり、子どもたちが大人になった時どんなことにもめげずに向かっていく「生きる力」を育みます。若い頃に根を張らず、幹の細いまま派手な花をつけても無駄です。子どもの頃の体験により、やがて立派な枝葉や花をつけるために、下へ下へと根を下ろして太い幹をつくる。そのことが、少々の風や嵐に負けない折れない木を育てていくと確信しています。
- ―今後のビジョンを教えてください。
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私たちのリスク教育に賛同してくれる企業や団体を通じて、この教育をさらに広めていきたいと考えています。学校や家庭では学べない多くのことが詰まった成長プログラムを親御さんたちに共有してもらい、お互いに手を取り合って子どもたちの成長に寄与することが最大のビジョンです。
子どもたち自身がチャレンジする、その思いを一人ひとりの「生きる力」に変えていきたいですね。